僕を変えた変態?キーボード???

はじめに

 今年ももう少しで終わりですね.2020年の振り返り的な記事を書こうと思ったけど漠然と書いたら文字数が爆発するので, 今年身の回りで変えて一番変えてよかったものについて書いていこうと思います.

それはずばり......キーボードです!

めちゃめちゃ遅いんですが大学2年の後半になってからやっと勉強し始めました.キーボード打つ機会が増えて周りがHHKB使ってるのを見て 自分もキーボードこだわりたいなと思いキーボードを集め始めました.そうして買ってきたやつらがこちら!

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上から

  • VortexCore cherry赤軸
  • ErgoDoxEZ kailh赤軸
  • BLACK PAWN cherry黒軸
  • G-PKB-002 cherry赤軸
  • 使ってた順番はBLACKPAWN→G-PBK-002→ErgoDoxEZ→VortexCoreです.

    そして,今回はErgoDoxEZとVortexCoreについて書いていこうと思います.

    :ErgoDoxEZ 

     皆さんErgoDoxEZって知っていますか? f:id:raqqona:20201229032103j:plain ErgoDoxはオープンソースの自作キーボードプロジェクトで,特徴として左右分離型と自由なキーマップがあります. その他のErogDoxは購入したら自分で組み立てる必要があるんですが,このErgoDoxEZは組み立てと周辺機器の販売してくれているというものです. 本体の値段は大体270ドルです.まぁ安くはないキーボードですね.チルトキットとパームレストも併せて買うと日本円で大体3万5千円くらいしました.HHKBよりも少し高いですね... ErgoDoxEZは組み立てまでしてくれているので自分で半田ごてとかする必要がないのでその分楽ですね!代わりに少しお金がかかりますが... キースイッチもkailhやCHERRYMXの赤軸や茶軸,スピード軸など選べ,キーキャップも刻印,無刻印,ついでにバックライトの有無も選べます.

    配列は俺?

     ErgoDoxはもともとの配列は英語配列なのですが,販売会社が下のようなキーマップを設定できるサイトを作ってくれているので,キーマップすべて自分で設定することができます. f:id:raqqona:20201230003629p:plain ErgoDoxEZのキーマップはレイヤーが3つに分かれていて例として自分のキーマップを上げるとこんな感じです.

    Layer0 f:id:raqqona:20201230003629p:plain Layer1 f:id:raqqona:20201230005600p:plain Layer2 f:id:raqqona:20201230005606p:plain まぁ多分普通のキーボード使ってる人からすると気持ち悪いんでしょうね...でもアルファベットは普通の配置にしているのでまだ変態にはなってないはず...... 特徴として親指のとこのキーが両手6個キーと各端にキーが配置されていてここに個性出るんじゃないでしょうか.

     このErgoDoxEZを買ったので4月でコロナで家に籠らないといけない時期に買って使ったので僕の中でのキーボードがこれに侵食されました. この親指にBackSpaceやEnterがあることが普通になり通常のキーボードの親指2本使ってSpaceを押すこと違和感しか感じなくりました. つまりノートパソコンとか使うとき違和感と格闘しながら使うことになります.さらにErgoDoxEZはキー配置が格子状のためそこも慣れると普通のキーボードが使いにくくなる点です. また,マクロ(わかりやすいので言うとCtr+C)がひとつのキーに設定できるので慣れたらとてもなく便利です.

    :Vortex Core

    では,ErgoDoxEZに続いてVortexCoreって知っていますか? f:id:raqqona:20201229032027j:plain 上のErgoDoxをずっと家でデスクトップにつなげて使っていたのですが,研究室に行くことが増えてそこで作業をするのにいちいちErgoDoxEZを持ち運ぶのはデカいし,分離しているのでとても不便でした. なので持ち運びしやすい小さい英字配列を探していたら

    f:id:raqqona:20201230025708p:plain

    こんな天啓が降ってきて,上記の通り普通のキーボードでは満足できない体になってしまっていたのでとても悩んでいるところに, こんな小さくて自分である程度キーマップがいじれるキーボードと巡り合うことができました.

    またしても配列は俺???

     さっそく購入し気分ルンルンに決め手のキーマップの変更をしようとしましたが...2つ罠にはまりました......

    1つ目の罠

     キーマップの変更にバイナリ形式にキーマップを流し込むにはファームウェアを書き換える必要があります.あ,このファームウェアを書き換えるのは おそらく日本代理店の意図しない使い方なので自己責任でお願いします.ファームウェアを書き換えるソフトはググれば簡単に見つかると思うのでそこのサイトを見ながらかえてください. その時私はそのファームウェアを書き換えるソフトが永遠にフリーズするという罠にはなりました.試行錯誤した結果ノートパソコンの方で試した結果1発でソフトが起動して,書き換えることができました. 原因はわかっていませんが,適当な予想だと私のデスクトップはryzenでノートの方はintelなのでそこなのかなぁと勝手に思ってます.(いまだに謎)    

    2つめの罠

     そして自分で探していけば見つかると思うのですが,そのキーマップのバイナリを作る方法が2種類あります. 一つは有志の方が作ってくださったもの,もう一つは公式?っぽいものです.僕は最初公式っぽいのがあるなら公式っぽいほう使っといたほうがいいじゃんと, 思い自分好みのキーマップのバイナリを作りUSB経由でVortexCoreに流し込みます.そして公式っぽいページでバイナリを作ると左Spaceのプライオリティが 最高なのか知らないが,変更を無視され"fn"キーが優先されてしまいます.
     これは解決方法としては2つしかありません.1つはファームウェアを解析して左Spaceの"fn"キーのプライオリティを下げるように書き換えることです. まぁこんなことはクッソめんどくさいので,普通の人はしたくないと思うので.残りの解決方法は一つだけ.有志の方が作ってくださったものをつかうことです. この方が作ってくださったもので作ったバイナリはファームウェアレベルのプライオリティをガン無視して好きなキーを設定することができます.

    そうして紆余曲折ありながら完成したキーマップがこちら f:id:raqqona:20201230032430p:plain VortexCoreの特徴とし60%キーボードみたいな何かのキーを押しながらみたいなやつが3種類あることですね. そしてErgoDoxEZに慣れてしまったもの末路のようなキーマップです.(この左Spaceの隣にBackSpaceがあったり) やっぱり特徴的に2つに分かれたSpaceキーのうちにErgoDoxEZとおなじく右側にEnterを持ってくきてしまいました. そしてキーボード左側のキーの右下に書いてあるなんかよく分からんマークはマクロのマークで上のErgoDoxEZのLayer1の左手の部分を完全に再現しました. これによってErgoDoxEZに慣れてしまった体でもある程度ストレスフリーに打てるキーボードが完成しました.

    まとめ

     家ではErgoDoxEZを使って,出先ではVortexCoreを使っています.ErgoDoxEZにどはまりした結果次の欲しいキーボードも引っ張られて無事に普通のキーボード を使えなくなりそうで少し怖いです...(笑)これはおまけなのですが,ErgoDoxEZはゲームするときに左手デバイス的に使うこともできたりします.そしてもう一つおすすめなのは 左右分離型もおすすめのポイントです.いま肘置きがある椅子を使っているのですが,背もたれにもたれつつ,肘を置いて肩を開いてキーボードを打つことができるので 多分恐らく多少疲れにくいです.(この記事をVortexCoreで書きながら...)なんか高いキーボード買うかってなったときに大体HHKBだったり東プレのRealForceが有名だと思うのですが, 自分みたいに静電無接点容量がすこし苦手って方に一石を投じられたらなと密かに思ってます.

     今回紹介した2つのキーボードはどちらも癖が強いですが,自分でカスタマイズできるので"ボクノカンガエタサイキョウノキーマップ" を作って快適な?キーボードライフを送ってみてください!